1975年3月（X-7)日 。2機のN1ロケットが、隣あう2基の発射台に据えられました。

なお、下の写真は、地上要員訓練のために行ったリハーサルの時のものです。N1ロケット真横にへばりついている、直角三角錐型のサービスタワーは、高さ約150mで、可動式です。発射直前には、コンパスのように180度回転して、N1ロケットから離れるそうです。

 

 

2機のN1ロケットとも、全く同じ「Soyuz　L3　complex」（ソユーズLOK月周回母船+LK月面着陸船+ブロックD　燃料・エンジン）を搭載しています 。始めに1機のN1が無人で 月に向かい、完全無人自動操縦（詳しくは ここ をクリック）により、 無人ソユーズLOKを月周回軌道に、無人LK着陸船を月面に、それぞれ配置します。これらは、数日後に行われる有人月飛行と同じ月周回軌道および月面着陸予定地点に配置され、緊急時のバックアップとなります。